自転車で都心から大月へ

 「大月まで行ってくる。…自転車で!」

私のふとした言葉で何人かは驚いた様子でしたw

 

大月(山梨県)は中央自動車道の主要ICであり、「富士山の眺めが日本一美しいまち」と宣伝しているところです。そういえば、富士山を見なかったな~w

 

多摩湖自転車道(始点)からの実際に走ったルートは以下の通り。(多摩湖自転車道の記事は2019.10.24

五日市街道→小金井街道→主に甲州街道国道20号線)を使って大月の猿橋まで行きました。

帰りは、山梨県道507号線で大野貯水池に寄り、中央自動車道跡→山梨県道・東京都道33号線で檜原村を通過し、東京都道7号線→東京都道59号線で多摩湖自転車道に合流し帰宅しました。

計170 km走ったので、なかなか走り応えがあります。

 

6時に自宅を出発。11月になると、この時間帯は真っ暗です。季節を感じます。冷え込んでいたので、グローブの上に編み物の手袋とネックマウントを付けて出発しました。

1時間ほどで多摩湖自転車道の始点を通過。ここから上記通りのルートです。

 

甲州街道上にある石田大橋。ここから富士山がよく見えました。写真ではやはり小さいですね。日も高くなり、交通量が多くなってきました。

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拡大。

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京王高尾線高尾山口駅台風19号のとき浸水したそうですが、浸水の面影はありません。それにしても美しい駅。高尾山の登山で何度か、この駅を利用しましたが、今回は自転車で来ちゃいました。

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ここに来るまでの途中、紅葉中の銀杏並木がありきれいでしたが、落ちていた銀杏をたくさん踏み潰し、タイヤはこの有様(↓)。もうベタベタです。走行中に、このせいで異音がするので精神的によろしくないです…。このあと数キロ走ったらきれいに取れました。

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このあと大垂水峠(392 m)を超えました。まぁ、短いですし楽勝です。

 

相模湖を通過するあたりからの道は、勾配7%程度のアップダウンが連続します。なかなか疲れます。狭い片側一車線。後ろから迫ってくる車に結構、気を取られます。

 

弁天橋から相模川の眺めです(↓)。止水ですね。

気分転換に旧甲州街道を走ります。車通りも少なくなります。

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ただ、上り下りが急です。登りきったところで相模川と園周辺の木々が見せる景色を楽しみました(↓)。紅葉が進めば、さらに良い景色になることでしょう。

気がつくと既に山梨県(上野原)に入ってました。自転車で初の山梨県!「自転車で山梨県に行ってきた!」なんて自慢できるかもですw

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少し進むと相模川は流れがついていて、河川敷の遊歩道が現れます(↓)。

ここで朝食と昼食の間食です。なんせ、5,000 kcal消費する予定ですから。ロングライドはやけにカロリーを消費します。ハンガーノック低血糖症)対策ですね。ちなみに、サドルバックには、カロリーメイト2箱、エネルギージェル1袋、ハンバーガー1個、ランチパック1個が入りました。計1,200 kcal。カロリーメイトは1箱で400 kcalなので優秀です。

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ここから甲州街道に戻って、先へ行きます。

片側一車線で、狭いので、後方から大型トラックやバスが来たら譲ってあげてます。ときより、ありがとうハザードをいただきます♪

 

しばらくすると、何やら見慣れないものが現れました…(↓)

巨大エスカレーター!200 mほどあります。(左側面には斜めに動くエレベーターがあります)

この先にはコモアしおつというニュータウンがあります。山の上にニュータウン。交通の便は悪そうw

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先へ行くこと30分ほど。

折り返し地点の猿橋が現れます。正式名称「甲斐の猿橋」。ここで休憩。

この猿橋、日本三奇橋に選ばれ、国の名勝に指定されています。たしかに見慣れない独創的な作りしてます。

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猿橋は、西暦600年頃が起源で、その後、何度か架け替えがありました。現在の猿橋は1851年からあったものを架け替えた復元だそうです。両岸がコンクリートで固められ、橋に鋼が使用されるようになりました。

猿橋という名は、多くの猿が繋がりあって対岸へ渡る姿を参考にして作られたことからちなんでいるそうです。崖となった両岸に刎木(はねぎ)を差し込んで、橋を支えているため橋脚がないのが特徴です。

 

刎木です(↓)屋根がついているのは木の腐食を防ぐためだそうです。復元の現在の橋に効果はあるのかは不明ですが…。鋼が真柱の部材になっていますからね。

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驚いたことに。

──サイクルラックあります!!

 

有り難い…。早速、停めました。ある方から「どこから来たの?」と尋ねられました。どこから来たのかを伝えると、驚いた顔になりましたねw「豪脚だね~」だとか。いいえ、貧脚です…。巡航33 km/h走れる程度です…。

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ふと上を見上げると、モミジが綺麗な紅葉になっていました。何人かがカメラを上にあげて撮っていたので、それで気が付きました。気が付かず素通りするところでしたw

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休憩できるスペースがあり、ここで軽食を食べました。軽食、残るは、エネルギージェルとカロリーメイト1箱分。次の休憩に…。

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猿橋を出発し、30分か1時間。大野貯水池に着きました。

残る軽食を完食。
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大野貯水池は、調整式発電所であり、深夜から早朝まで水をこの貯水池に貯め、昼間に貯水池の水を使って発電をします。たしか、神奈川県の城山湖も同様な仕組みでしたね。…たぶん。

 

休憩後、帰路へ向かっていると変わった道を見つけました(↓)。これは、高速道路跡!?写真右側にあるのは中央道です。

 

──高速道路、走りました。

 

楽しいですね。自転車で高速道路を走っている気分です。60 km/h近くまで高速走行しました。…が、右を向くと、中央道を走る車はさらに速い!!追いつけない!!…当たり前ですが。

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本日の最難関。上野原あきる野線、山梨県・東京都道33号線。浅間峠。

…きつい。所々が勾配11%を超えてます。どのくらい登ったのかは定かではありませんが、サイコンでは標高674 mを示していました。

 

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山梨県と東京都を繋ぐ、甲武トンネルです(↓)。この後もう一つ、栗坂トンネルが待っています。

1.2 kmほどのトンネル区間です。怖い。とくに後ろからの車。とくに大型トラック。慌てて速く走ったら、1台も抜かされませんでした。それも下りきったところまでも。どうやら、速く走りすぎたそうですwもっと落ち着いて走ればよかったかな。

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檜原村ダウンヒルの途中、こんにゃく屋さんがあります。一穂のこんにゃく 池谷。

 

豪華でしょ?(↓)実は試食です。

おみやげに、とろみこんにゃくを買いました。とろみこんにゃく。好きなんです。あと、お味噌も美味しんです。

(ここの回し者ではありませんが、)ぜひ!!、寄ってみてください!!

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走りなれた檜原村ダウンヒルを楽しんでたら、すぐに武蔵五日市駅に着きました。いつもは都民の森からなので短く感じます。実際に半分もありません。

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終盤にかかり、多摩湖に着きました(↓)。

うん。ここは、いつもどおりだね。

総距離170 km。10時間。走り応えあるサイクリングでした。

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